いよいよ冬場到来で寒くなってきましたね。
鍋物がとても美味しい時期になりました。
さてさて、今回は、「ヒューマンエラー」について取り上げてみたいと思います。
この所、ニュースなどで、「ヒューマンエラー」が原因の事故や事件が多くみられるので、
いったいヒューマンエラーってどんなことなんだ?
ということを改めて考えてみます。
ヒューマンエラーは、私たち人間がやってしまった不適切な行いによる
ミスやヘマといううものの全てを言います。
そして、そのエラーを大きく分けると、
①やらないといけないことをやっていない
②やってはいけないことをやった
この2種類に大別されます。
今日は、①のやらないといけないことをやっていない のエラーについて
考えていきます。
やらないといけないことをやっていない
私たち人間は性格も違えば、体調や気分なども毎日違う中で生活しています。
実際の職場でも「やなないといけないこと」や
「やらないといけないと決まっていること」
をやらない為にミスを起こすことがあります。
例えば、マニュアルや作業標準、あるいは指示通りにやらなかった為に、
ミスをしたり、ケガをしてしまったりします。
時には大事故になってしまうこともあるから
一人ひとりが、エラーを起こさないための注意が必要です。
「やらないといけないことをやっていない」を分解すると
①出来なかった
②忘れていた
③やってなかった
にだいたい分かれます。
それぞれ見ていきます。
①出来なかった の原因としては、
・作業の環境が悪い
・体力や体調が悪い
・連絡や伝達が悪い
・知識や技量が不足している
などが挙げられますね。
②忘れていた の原因としては、
・うっかりしていた
・確認しなかった(やったあとに見なかった等)
・指示の受け方がまずかった(メモを取らなかった等)
などが挙げられます。
③やってなかった の原因としては
・面倒くさい
・勘違いした
・慌てていた
などが挙げられますね。
う~ん、③は自分ごととして、身につまされますね笑
そこで、ヒューマンエラーを防止する為には、
人の素質・気質・性質・形質などが複雑にからみあって表面化された自分の性格を
よく知ることが大切になります。
そして、上司は部下の性格の癖をよく知り、
その接し方や指導の仕方を心得ている必要があります。
ヒューマンエラーは、それを起こさないところから始めて、
起こってしまった時の損害を最小限にするところまで、
対策をキチンとやることが組織にとっても個人にとっても大切ですね。
次回は、②の やってはいけないことをやった について見ていきます。