皆さま、2022年、あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

昨日、コロナ感染者が急激に増えました。

このまま行くと第6波はやはり防げないのでしょうね。

本当に年明けから困ったものです。

 

さて、昨年から3回に渡って、「信頼」について考えてきましたが、

今回は最後の4回目「Action(行動)」になります。

Relationship(信頼)、Involvement(巻き込み)、Commitment(約束)ときて、

最後がActionになります。

Commitmentの回でも述べましたが、

第一段階のRelationshipから、第三段階のCommitmentまでがしっかりできていれば、

ベースが出来上がっているので、チームビルディングは上手くいっており、

Actionは容易です。

 

この段階のメンバーの行動は、次のようなものになります。

・メンバーが一致協力する

・各人が責任をもって役割を果たす

・最後までやろうと意欲的に取り組む

・熱意をもって行動する

・行動に迫力が出る

・創意と知恵で問題を解決しようとする

 

つまり、第3段階までがとても重要だと言えます。

もし、第3段階までのベースがないとどうなるかというと、

次のようになります。

・シラケる

・他人事にする

・責任を持たない

・簡単にあきらめる

・知恵を働かせず、すぐ投げだす

・ぼやく

なので、メンバーのAcitonを効果的な行動にするためにも、

第三段階までを着実に積み上げましょう。

 

そして、RICA連鎖体系は、「連鎖」なのでこのAciton=行動が、

前段のRelationship、Involvement、Commitmentの機能を強める作業をし、

またこのくり返し(循環)が、同じ仲間同士、

チームビルディングや動機づけにつながります。

職場の仲間が、良い信頼関係を築き、

お互いにがんばれる関係になると良いですね。

 

RICA連鎖は理屈だが、実践は論理ではない

信頼を発端にしてグループの活性化まで考えてきましたが、

そもそもRICA連鎖体系は、一種の理屈ではあるけれど、

実践自体は理屈でも論理でもありません。

感覚的なものと行動がすべてです。

例えば、信頼関係は論理で説いたからといって出来上がるものではないし、

巻き込みだって、お互いの行動や言動という実践行為です。

約束についても、相対する人の感情までもが作用します。

 

なので、直観とか感覚、

あるいはグループであればそれぞれ個人の価値観というものがまず先にあるんです。

ということはどういうことかと言うと、

「正解は無い」ということです。

 

だから、これは理屈や論理で作り上げるものではなく、

職場生活の実践の中で体感し、理解し、コツを身に着けていくものということです。

特に信頼については、

相手との距離感やリスペクトなど、

感覚的に対人関係のおいて、前後、上下するような要素がとても多いので、

まず行動してみて、その結果から反省なり、効果なりを見てみましょう。

そのためのスキルとしては、

「ラポール形成」のスキルなんかが役に立つことがあるかも知れません。

ただし、スキルや論理は全能ではないことは頭の片隅に入れておいてください。

音楽では、「グルーヴ感」という言葉があります。

RICA連鎖も同じようなイメージですね。

この連鎖が機能した時はまさにグルーヴィーなグループになっているはずです。

今回の一連の記事が、職場の信頼構築のための参考になれば幸いです。

 

さてさて、4回に渡り書いてきましたが、

最後にちょっとだけ宣伝させてください(笑)

当社では、RICA連鎖を丸ごと体感できる野外研修(CFプログラム)を実施しています。

コロナ禍で、集合教育が難しい中、

本研修は野外フィールドを活用するので、

多少ですが密を避けた研修が可能です。

RICA連鎖やそれを含めたチームビルディングの方法についても、

自身の体で体験・体感してこそわかる体感型の研修ですので、

ご興味ある方は、下記のリンクよりご覧ください。

 

それでは、年初めになりますが、

良い1年になりますことを願っています。