
リモート環境にも慣れてきた今日この頃ですが、
職場では、一人でできないことも沢山あるので、
やはりチームで動くことが多いと思います。
今回は「チームビルディング」について、改めて考えてみたいと思います。
「チームビルディング(team building)」とは、
文字通り、チームを構築することなのですが、
当たり前のようで、意外に難しいのが「チームビルディング」です。
良いチームを作るためにも、再考してみましょう。
まず、チームビルディングとは、
「強い組織」を作るというのが一番の目的で、
その強い組織は何を目指しているかというと、
「目標の達成」ということになります。
ですので、目標達成できる強いチームになるためには、
まずは、チームについて知る必要がありますね。
チームとは
「チーム」という言葉は、よくスポーツで使われます。
その構成内容をよく考えてみると、
リーダーがいて、メンバーがいて、
リーダーの心が明確にメンバーに伝わっています。
少し前になりますが、ラグビー日本代表なんかは「One Team」という合言葉で、
お互いがお互いを支え合って、感動的なチームでした。
さらに、それぞれの役割分担が実に明確で合理的であり、
一人ひとりは、その分担に関してトレーニングされています。
しかも、1+1が3にも4にもなるように、
チームのメンバーが自発的に活動できなくてはいけません。
よき「チーム」とは、このようにメンバー同士の心が通い合っていて、
明確に役割分担がされており、
情勢によっては、流動的に動く生き物のような組織です。
そして、それぞれが異なった価値観や人生観を持ちながら、
一つの目標に結集して行動しています。

チームビルディングに必要なチームワーク
チームビルディングは、
まさしくこのような強い組織を作ることを目指すものですが、
そのためには、「チームワーク」を良くする必要があります。
「チーム」は、単なる人間の集まりではないし、
「チームワーク」は、仲良くすることだけではありません。
もちろん仲良くするに越したことはないのですが、
協調性とお互いに競い合うという気概がないと、
実は「チームワーク」は育たないです。
そこには目に見えなくても「志」があり、
それが共有されていて、
自発的にみんなが全体の中における自分の役割を自覚して、
それを考えつつそれぞれの状態に応じて行動していくおり、
それぞれの仕事をやり抜いて、チームに勝利を導きます。
「みんなで考え、みんなでやって、みんなで喜ぶ」
これがチームワークの勝利です。
よい「チーム」
さて、それでは「よいチーム」では、チームビルディングの過程に
どのようなことが当てはまるでしょうか。紹介していましょう。
① 目標を全員が納得している
何と言っても目標に対して全員が納得していることが重要です。
② 課題に全員が真剣に取り組んでいる
課題に対して、真面目に取り組む姿勢が大切です。
③ 分担した役割は責任を持って遂行している
役割は分担するだけでなく、それぞれが持ち場の責任をもって仕事を遂行しましょう。
④ 雰囲気は暖かく活気にあふれている
しかめっ面のチームでは、勢いがでません。
冗談や雑談、笑いもチームビルディングの一つと思いましょう。
⑤ お互いの持ち味を活かし合っている
長所や短所は、メンバーそれぞれ違うものです。
お互いの良いところを引き出しましょう。
⑥ 仲間の意見を互いに傾聴し合っている
リーダーや他の目立つ誰かの意見が一方的に通るようではダメです。
よいチームは傾聴力が長けています。
⑦ 意見の対立は回避せず克服している
例え意見が対立したからといって、回避してはよいチームビルディングができません。
異なる意見の持ち主と捉え、話し合いましょう。
⑧ 決定は満場一致の合意でなされている
1人でも合意形成から外れると、やはりどこかで不具合を生じます。
⑨ 集団自体の維持をみんなが配慮している
お互いを尊重し、お互いを気遣うことが、チームを維持するもっとも大切な要素です。
⑩ リ-ダーシップは全員が分有している
リーダーシップは、単にメンバーを統率するというだけではなく、
ある人がある状況で、集団の目標達成に役立つ行為をその時その時にとっていれば、
その人はその時点でリーダーシップをとっているといえます。
さて、チームビルディングの要素10か条を紹介しました。
職場のチームビルディングを成功に導くためにも、
この10か条を意識して、良いチーム作りに取り組みましょう。
それでは、今回はこの辺で。