前回、チームビルディングについて書いたので、

つながりで、コミュニケーションについて、

その中でも特に相槌について書いてみます。

誰かとコミュニケーションを取る時にもっとも大切な要素のひとつは「相槌」です。

相槌がうまい人は、会話も上手だと思います。

Wikipediaには、相槌について、次のように書いてありました。

 

相槌(あいづち、aizuchi)とは、会話中にしばしば挿入される間投詞のこと。語源は鍛冶で主導的な鍛冶職と金敷をはさんで向かい側に位置し、ハンマー (槌) を振るう助手 (向かい槌とも) を指す言葉から。聞き手が話者に関心を持ち、理解していることを示す。言語学の用語では交感的 (Phatic) な表現形式にあたる。相槌は聞き手が会話に積極的に参加していることを示すことで話者を安心させるものとされる。

 

なるほど、鍛冶屋が語源なんですね。

まったく知りませんでした。

さて、このように相槌という行為は、

会話をする時には欠かすことのできない、

コミュニケーションにとって、重要なものだということが分かります。

具体的にはいろんな相槌の仕方がありますが、

例えば

「はい」「そうですね」「そうでしょうね」「わかりました」「なるほど」「へえー」「おもしろいね」「すごいね」「確かに」「わかる」などなど。

具体例を挙げればキリがないのですが、

基本的に相槌は、「肯定系」が多いということがわかります。

相手の話を聞いている、理解していますよという行為が、

相槌一つで出来てしまう所が、言葉の面白いところですね。

 

相槌が無いとどうなるか?

ところが世の中には、相槌をまったく打たない人も中にはいます。

話している相手が相槌を打たない人だと、

やっぱり会話はあまり盛り上がりません。

例えば、営業職ではじめて電話をかけて営業する時なんかは、

相槌が全くないか、もしくは「はい」しか言ってくれない人の場合もあります。

もちろん営業は売り込みなので、警戒心というのもあるとは思うけど、

こうなると、質問をしてもなかなか会話にならず、

せっかく電話してみたけど、コミュニケーションは難しいなと思ってしまいます。

もしかしたらその会社にとって良い提案ができるかも知れないのに、

もったいないことですよね。

つまり、相手からの相槌がないと、

「この話に興味がないのかな?」

あるいは「何か探っているのかな?」

「話聞いてるのかな?」

「私の事嫌いなのかな?」

などと変な疑念が沸いてしまうから会話が盛り上がらないのだと思います。

こういう疑念を抱かれないためにも、

普段から相槌を打つことを意識してやってみてはいかがでしょうか。

特に話下手な人は、逆に相槌が上手く、むしろ聴き上手だったりするため、

周りにそういう人を探して、真似してみるのも良いでしょう。

コミュニケーションは双方向が基本です。

お互いに気持ちよく接していけるように、相槌を習慣化してみたら、

世の中もっと上手くいくのではと思う、今日この頃でした。