
オリンピックも開催されて、連日にぎわっていますが、
新型コロナは落ち着くどころか、日に日に感染者が増していて、
まったく油断できない状況ですね。
ワクチンも、筆者の地域にはまだ接種券が来ておらず、
いつになるのやらといった感じです。
さて、話は変わって今回は小集団活動の標準化(=昔は「歯止め」)について
書いてみたいと思います。
標準化とは
標準化ってどんなことでしょうか?
経済産業省が標準化について説明している資料(PDF)があります。
そこには、以下のように書かれています。
標準化とは、
「もの」や「事柄」の単純化、秩序化、試験・評価⽅法の統⼀により、
製品 やサービスの互換性・品質・性能・安全性の確保、利便性を向上するもの。
この資料、分かりやすいですね。
標準の種類についても色々と書いてあり、勉強になりましたので、
興味のある方はダウンロードすると良いと思います。
さて、以前SDCAの記事でも書きましたが、
企業であれば、何事にも標準があるのがやはり基本だと思います。
標準を守って、品質、安全を担保する。とても大切なことです。
小集団活動での標準化
小集団活動では、対策を実施して得ることができた効果を、
活動が終わった後も維持、定着するように、
標準化をしていわゆる「歯止め」を行います。
その際にもっとも簡単にできて、
尚且つ抜け漏れのないやり方はどんなやり方でしょうか?
皆さんがご存知の、「5W1H」ですね。
5W1Hはイギリスの新聞記者キップリングが考案したと言われていますが、
5W1Hを使うと、誰でも簡単にヌケ・モレのない標準化の仕組みを作る事ができます。
どのようにやるかというと、下図のようになります。

このように、新しい作業方法や、変更した設備器具の取り扱い方などを
5W1Hに当てはめてしっかりと明確にして、
効果を維持するために、標準の普及徹底をはかり、
定着するまでチェックを続けることが大切です。
標準化するとどのような良いことがあるかというと、
①品質が均一化される
②属人化がなくなる
③仕事が効率化される
つまり、仕事がやり易くなりますね。
今回は、歯止めや管理の定着化をどうしたら良いか迷っている方の参考になれば幸いです。
あ、なぜトイレマークかというと、
オリンピックで話題になったピクトグラムもそうですが、
似ているものとして、トイレのマークも世界的に標準化されているので、
活用させてもらいました。
それでは、一日も早くコロナが終息しますように。