そろそろ冬の到来で、だいぶ寒くなってきましたね。

最近、近くの本屋さんが経営が難しくなっているのか、

店舗がいつの間にか閉店されてしまっていたりして寂しい限りです。

ということで、今回は、人生で影響を受けた本を「人生の本」と題して紹介します。

哲学とか思想系の難解な本が多いかも知れませんが、

今でも自身の考え方に影響を与えている部分があると思います。

人生でどれだけの本を読むかは人それぞれだと思いますが、

読書は、人を成長させるもっとも身近な方法だと思いますし、

今生きているこの世界を、自分がどのように認識するかということに関わってきます。

読書の楽しみは冬場にはもってこいです。

 

人生に影響を受けたおすすめの書籍

それでは、早速紹介していきましょう。

まず始めは、前にもブログで取り上げたことのあるこちら。

サルトルの『存在と無』ですね。
哲学ではあまりにも有名なのと、現象学ということで説明するのが難しいんですけど、
人間存在の在り方や意識について、非常に多くのことを学べました。
ものすごく難解なので、読み切るの自体が大変でしたし、
全部は理解できていないですね笑
ただ、読んだ当時、ものすごい影響を受けました。


続いてこちらは吉本隆明の名著ですね。
日本思想界の巨人として有名で、吉本ばななさんのお父さんです。
共同幻想、個人幻想、対幻想、この3つで世界認識が変わりました。
まだご存命だった時、吉本さんの『ほぼ日』の講演にも行きましたが、
この人の思想は超かっこいいですね。
個人的に一番影響を受けた人かも知れません。


続きまして、個人的には日本最高の批評家、小林秀雄の古典的名作。
表題の『無常ということ』の文体は本当にグッときました。
「この世は無常とは決して仏説という様なものではあるまい。~中略~ 常なるものを見失ったからである。」​​​​​​​​​​​​​​のところなんて最高です。
『考えるヒント』というシリーズも色々読めておすすめです。


続いて、カールマルクスの『資本論1』です。
とりあえず現代の経済・社会について理解したければ、
『資本論1』を読んでおけば良いですね。
あまりに有名なので内容は割愛。


続いては、ジャン・ボードリヤールの『シミュラークルとシミュレーション』を。
ボードリヤールは比較的ラディカルな思想家ですが、好きですね。
いまだにこのシミュラークルとシミュレーションの構造から、
世界は抜け出せてないのではないかと思ってしまいます。


さて、お次はフロイトの「精神分析入門」。
リビドー、自我、超自我、エスなど、とっても有名ですね。
人間の精神について、多くの気づきが得られて面白いです。


続いては、ロスの『死ぬ瞬間』。
死生観を持つことは人生においてとても重要なことだと思います。
死を受け入れるまでのプロセスなどが巧みに書かれています。


続いて、仏教系になりますが、親鸞の『歎異抄』
『悪人正機』の思想はすごいと思います。
歎異抄は、無人島に持っていく一冊に挙げる作家も多いですね。
それだけすぐれた思想本ということでしょう。


最後に、詩集から。谷川俊太郎の『二十億光年の孤独』です。
表題にもなっている『二十億光年の孤独』は、とても18歳の作品とは思えない、
天才とはこういう事かと思わせられます。
個人的に『ネロ』を読むと、今でも泣いてしまいますね。

 

とまあ色々と紹介してきましたが、

内容はかなり忘れてしまっている感が否めません笑。

しかも、ちょっと難しめの本ばっかりになってしまったので、次回は小説でも。。

ですが、考え方の幅を広げてくれたこれらの本に感謝しています。

皆さんも、良い本を読んで、人生や職場生活などを充実させましょう!