
会議をやっていると、アイデアに煮詰まる時が結構ありますよね。
2時間ぐらいがんばると頭も糖分不足で限界になってしまいます。
今回は、会議のアイデア出しで使える、ブレーンストーミング(Brain Storming)についておさらいしてみます。
ブレーンストーミングとは、直訳すると頭脳(ブレーン)に嵐(ストーム)をおこすことで、
何人かの人が集まり、グループの効果を生かして、次から次へとアイディアの連鎖反応を引き起こし、
より良いアイディアに発展させる手法で、A.F.オズボーン氏が開発しました。
ブレーンストーミングの効用
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これらの4つの効用があります。が、(4)のストレスが解消されるは、、
場合によってはそうかもですが、
逆になかなかアイデアが出ずにストレスが溜まる場合もあるかも知れません(笑)
とはいえ、会議でアイデア出しに使う時には、上記の効果が期待できます。
4つの規則
実際に職場でブレーンストーミングを実施する際には、
次の4つの規則を守って実施することが大切です。
(1) 批判厳禁
出されたアイディアに対して、良い悪いの批判をしてはいけない。
( 批判をしたら、折角のアイディアがつぶれてしまう)
(2) 自由奔放
アイディアは、滑稽なもの、奇抜なものほど良い。
( 固定概念や常識を打ち破らなければ、創造的なアイディアは出てこない)
(3) 量を求める
アイディアは、数が多ければ多いほど良い。
(量があれば、その中に良いものがある)
(4) 結合改善
他人のアイディアに便乗したり、アイディアを組み合わせて別のアイディアへ発展させる。
( 他人のアイディアにプラスアルファして、より良いものを求める。組み合わせて、更に良いアイディアの生まれる可能性がある)
リーダーは、この4つを始める前にメンバーと確認してから始めるようにしましょう。
ブレーンストーミングの進め方
(1) リーダーは、アイデアを出来るだけ沢山出せるように会合を進行させる人です。
書記は、出た意見を片っ端から用紙に書いて行きます。
(2) リーダーは、次の点に気をつけて下さい。
① 自由で明るい雰囲気をつくる。
② 他人の発言を批判するような発言が出たらそれを抑える。
③ 発言はリーダーから順番に全員を何度も何度もまわって発言して行く。全員が活発に意見を出すように配慮する。
④ 同じような意見が2回以上出ても抑えずに取り上げる。
(3) 書記は、次の点に気をつけて下さい。
① 出された発言は、そのまま書き出す。別の言葉に表現を変えないようにする。
② 書き方は、発言の順にナンバーをつけながら箇条書きにする。
③ 文字は、メンバー全員が読めるように大きく、分かり易く書く。
とにかく集まったメンバー全員で順繰りに、
思い付くアイデアをどんどん出して行きます。
人数にもよりますが、N数が最低40個ぐらいにまで到達すれば、
その中にキラリと光るアイデアがあるかも知れません。
コツは、根気よく、パスはせずに、何でも良いから出すことです。
時間配分のコツは、何個アイデアを出すかグループで目標を決めて、
①初めに7分ぐらいで実施する
②その次に、3分ぐらいで実施する
③さらに3分追加して実施する
④さらに2分追加して実施する
これで、15分です。
がんばってアイデア出しをしてみましょう。
ブレーンストーミングのシート(BSシート)、下記よりダウンロードいただけます。