小集団活動が活性化していない。マンネリ化しているなどのお声をよく耳にします。
これらの状況下では、いろいろな問題が考えられますが、
もっとも大きな問題として、そもそも、活動の「目的」が理解されていない、忘れられてい
る場合が多いです。
職場単位の改善活動という大枠の考え方はあっても、本来、企業によって活動のねらいや目
的は少しずつ違います。
この「目的」が不明確になってくると、活動すること自体が目的になってしまい、ヤラサレ
感が高まり、生き生きとしたダイナミックな活動にはなりません。
したがって、活動を活性化させるために最も重要なことは、自社の活動の「目的」を再確認
し、企業の取り組みとして、改めてハッキリさせることです。
特に、支援者層やリーダー層を中心に、「そもそもなぜこの活動をやっているのか」という
目的を明確にすることで、小集団活動がその「目的」を達成するための手段であることを理
解してもらうことが大切です。
小集団活動の目的を再定義、再確認してもらうために必要な教育時間は、おおよそ下記にな
ります。
対象:支援者層(3時間~4時間)
【講習内容(例)】
・活動目的の理解と再確認(なぜやるのか)
・活動の効果を定義する(何をもって効果とするのか)
・支援者の役割
対象:リーダー(3時間~4時間)
【講習内容(例)】
・小集団活動の目的の理解
・全員参加・自主管理・職場活動
・小集団活動の効果とメリット