外部の研修や講習会、あるいはセミナーを受講した後で、
会社に提出しなければならない、いわゆる「研修報告書」。
だいたいどの企業でも受講後に期日を設けて、
提出を義務付けていると思います。
提出用のフォーマットがある企業なら、
そのフォーマット書式の項目に沿って書けばよいですが、
なかにはフリーハンドで提出という企業も少なくありません。
フリーハンドの場合はどう書けばよいのでしょうか?
今回は、単なる報告書の書き方ではなくて、
「PDCAが回った研修報告書」の書き方について触れてみます。
報告書でPDCAが回るって、一体何を書けば良いの?
ちょっと想像してみてください。
・・・・何となく想像できたでしょうか?
PDCAが回った研修報告書の書き方
どうすれば、報告書でPDCAが回った報告書が書けるのでしょうか?
さっそく見ていきましょう。
1.P(PLAN):計画
PDCAのPはPLAN(計画)のPなので、
研修の報告書でいうと、
いわゆるカリキュラムやスケジュールを書けば良いのです。
その時のコツとしては、5Wも忘れずに書くということです。
When = いつ → 研修日程
Where = どこで → 開催地
Who = だれが → 講師や主催社名など ※自分の名前も忘れずに
What = なにを → 研修名
Why = なぜ → 研修のねらいやテーマなど
これに研修カリキュラムを追加して、PLANの部分は完成です。
2.D(DO):実行
Dは実行あるいは実施なので、この部分では、
どのような内容だったかを書きます。
できるだけ具体的に実施された内容を書きましょう。
例えば、
・〇〇に必要な3つの要素として、1.~ の講義を受けた。
・〇〇という演習をやって、他社の人とディスカッションをした。
・〇〇という作業をして△△を作った。 などなど
実際に受講した内容なので、表現するのは簡単ですね。
続いてCに行きましょう。
3.C(Check):確認
Cの部分では、研修を受けて気づいたこと = 「気づき」を書きましょう。
・今回の研修を受けて、〇〇に気づかされた。
・〇〇に気づくことができ、とても大切な事だと感じた。
など
これも、自分が気づいたことを書けば良いので、そんなに難しくありませんね。
最後に、Aです。
4.A(Action、Act):処置、改善
Aのパートでは、Cの気づいたことを受けて、
「今後どのように行動するか」「職場でどのように生かすか」を書きましょう。
・今後は、〇〇業務で△△できるよう、がんばって行きたい。
・職場のコミュニケーションに役立てたい。 など
あれ、、、
あっという間に、PDCAが回った報告書の完成です!!
報告書だからといって、あまり難しく考えずに、
素直にPDCAを回して書けば、
簡潔明瞭で上司も分かりやすく、
良い内容の報告書ができあがりますよ。
今度研修会やセミナーに参加した際には、
上記を参考にPDCAの回った報告書に仕上げてみましょう。