大人が読むべき児童文学

コラム

一気に秋の到来という感じになり、少し肌寒い日が続きました。

季節の変わり目は、体調を崩すことが多いので要注意です。

インフルエンザもめちゃくちゃ流行っているみたいですね。

さて、今回は「芸術の秋」ということで、

児童文学をテーマに一筆したいと思います。

児童文学は、子供の頃に色々と読んだと思いますが、

大人になってから読んだ方が、

さらに理解が深まって、おもしろい本があるので、

紹介してみます。

仕事ばっかりしている人に読んでもらいたい「モモ」

ミヒャエル・エンデの「モモ」は、児童文学の大傑作です。

効率や生産性ばかりを追い求め、

人間らしさを失いかけている現代人への警鐘でもあり、

忘れかけた人間本来のあり方や生き方を、

思い出させてくれます。

「モモ」と灰色の男たち=「時間泥棒」との戦いは、

緊迫感もあり、とても楽しめます。

「忙しい、忙しい」が口癖になっている人や、

仕事ばかりして、他に何もやる事が無い人、

スマホばっかり見ている人には、

ぜひ読んでいただきたい一冊です。

大切なことを思い出させてくれる「星の王子さま」

こちらもサン=テグジュペリの傑作。

世界的ベストセラーなので、

一度は読んだことがある人も多いと思います。

しかし、この本も、大人になってから読む方が、

グッとくる箇所が、いくつもちりばめられていることが分かります。

キツネの言葉「いちばん大切なことは、目に見えない」

大人は、大人の勝手な事情や理屈や、

社会のコモンセンスで、頭がいっぱいになっていますし、

何でもかんでも、頭で理解しようとしがちです。

星の王子さまは、

子供の頃に感じていた大切な事や、愛や信頼や

ほんとうに大切なことに気づかされます。

文体も優しくてとても読みやすく、示唆に富んだ作品です。

読んだことがない方や、久しぶりに読んでみようという方もぜひ!

芸術の秋も深まることでしょう。

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