AIの時代がついに到来しています。
すでに、ChatGPT、Gemini、Claudeなどを、実際の仕事に活用している人も多いと思います。
というかこれからますます利用者が増えていくことでしょう。
そこで、改めて「情報」というものについて今日は考えたいと思います。
情報の分類
私たちが日々接している情報は、大きく分けて3つに分類されます。
「一次情報」「二次情報」「三次情報」の3つです。
具体的には、次の表に示します。
| 分類 | 定義 | 具体例(ラーメン店の場合) |
| 一次情報 | 自分が直接体験・調査・計測した生のデータ | 自分で店に行き、食べて「スープの深みや麺の食感」「店の混雑具合や匂い」を自ら感じた体験 |
| 二次情報 | 他人が得た一次情報を、第三者がまとめ・整理・解釈したもの | グルメサイトのレビュー記事、ブログの食レポ、テレビ番組の紹介 |
| 三次情報 | 二次情報をさらに集約・編集・要約したもの | 「東京のラーメンおすすめ10選」のようなまとめ記事や、AIによる要約 |
人間は、日々膨大な情報を、脳や五感を使って処理していますが、
AI時代には、二次情報や三次情報より、「一次情報」の価値が高まると思います。
なぜかというと、AIは、二次情報を集めて三次情報にすることは得意なのですが、
一次情報を得ることは、できないからです。
したがって、一次情報(生のデータ)を得ることができる存在という意味で、
人間としての存在価値を発揮できると思います。
五感の重要性
一次情報が重要という意味で、
人間の「五感」は、ますます重要性が増すと言えます。
改めてになりますが、五感とは次の5つの感覚を指します。
視覚:目から入る「光・色・形・距離・動き」を感じる感覚
聴覚:耳から入る「音の大きさ・高さ・音色・方向」を感じる感覚
嗅覚:鼻から入る「匂い・香り」を感じる感覚
味覚:舌から入る「甘味・酸味・塩味・苦味・旨味」を感じる感覚
触覚:皮膚を通じて「硬さ・温度・痛み・圧力・触れ心地」を感じる感覚
この感覚を見てもAIには得られない情報がたくさんあることが分かります。
例えば、視覚についてはAIでも一部の情報を得られそうですが、
その光が「まぶしい」とか「暗すぎる」と肌身で感じることはAIにはできないと思います。
聴覚なら、音量の大小はAIに分かるかも知れませんが、
「うるさい」と感じたり、「美しい音色だ」と感じることはAIには無いと思います。
また、「楽しい」とか「悲しい」とか「苦しい」とか、感情面や
場の空気を読むのも、人間固有の感覚ですね。
こうやって見ると、サービスやモノの「品質」というものも、
五感や感性が絡んでいることがよく分かります。
一次情報を職場に活かす
一次情報の価値が高い(もしくは改めて見直される)ことは、
当たり前といえば当たり前なのですが、
例えば、
「この匂いは危険だな」とか、
「この色になると事故につながる可能性がある」だとか、安全に関すること。
また、
「この触り心地だと、基準を満たしていない」とか
「この苦味は少し強すぎるな」などの品質に関すること。
「ここで、この光を使ったらグッと盛り上がるのでは?」などの場の雰囲気に関すること。
こういった感覚刺激についての経験や体験(一次情報を得ること)が、
これからも人間にとってはとても重要で、
それを職場の仕事に生かすことが、
より安全に、より良い仕事をする上でも大切になってくると思います。
これって、実は昔から言われている「ベテランのノウハウ」とも近い部分がありますよね。
そして、人間の一生というのは、毎日の体験ですから、
文字からの情報をもとに、頭だけで考えるより、
体験から何かを感じたり、感じ取ったり、
あるいは考えたりすることが、今まで以上に重要になると思います。
これからも頭でっかちにならずに、
一次情報を大切にして生きていきましょう!
