知って得する「小集団活動」用語集 その②

コラム

知っている人は復習できて、知らない人には役に立つ、
「知って、得する ! 小集団活動用語集」その②です。

「か」行

会合

小集団活動では会議ではなく会合という言葉を使う。どちらも何人かのメンバーが集まり、司会の進行で協議をするが、形態は似ていても本質的な差がある。会議は議題について結論を出すことと、決定事項は遵守するという前提で開催される。会合にはこのような前提はなく、とにかくみんなが集まり話し合うことに意義を持たせており、小集団活動においては話し合いの中から良いアイデアや提案が生まれることを期待して会合という言葉を用いている。

カイゼン

いわゆる改善のこと。主に製造業の生産現場で行われている作業の見直し活動。上司から指示されるのではなく、現場の作業者が中心となって知恵を出し合い、ボトムアップで問題解決をはかっていく点に特徴がある。この概念は海外にも「kaizen」という名前で広く普及している。

課題達成型

今のやり方でも特に問題はないが、さらに向上、あるいは新しく創造することで他社との差を拡大しよう、とチャレンジするような事柄を「課題」といい、これをテーマとして活動するものを課題達成型の活動という。

課題の明確化

課題達成型のステップのひとつ。課題について、いろいろな角度から現状レベルと要望レベルを調査し、そのギャップ(差異)を明確にして、どの項目を重要視して攻めるか、攻め所を決める。

管理図

QC 七つ道具のひとつ。品質や製造工程が安定な状況で管理されている状態にあることを判断するために使用する図法のことである。正しい仕事をしていても起こりえる偶然のバラツキと、見逃すことのできない異常原因によるバラツキを区別する働きによって、工程が安定状態にあるかを知ることができる。

活動計画

小集団活動のステップのひとつ。テーマ選定~反省と今後の方針までの流れに基づいて5W1Hに当てはめながら計画を明確にする。計画と実績が一目で分かるバーチャートやガントチャートなどを用いることが多い。

QC

クオリティコントロールの頭文字をとったもので、日本語の直訳は品質管理。小集団活動は1960 年代に始まった品質を現場で作り込んで管理するQCサークルに端を発する。

QC サークル

クオリティコントロールサークルの略。職場で、品質管理活動を自主的に進める集団のこと。サークル内で、サークルリーダー、書記などの役割を全員で分担し、職場の問題点の改善や、良い状態を維持するための活動を、QC 手法を活用して自主的に実践する。

QC ストーリー

QC サークル活動を行う際の標準的な活動手順。数学的解析法を整理したQC 七つ道具(Q7)や、問題解決の手順を示したガイダンスを制定したのがQCストーリーである。もっとも分かりやすくオーソドックスな手順として知られている。

QC 手法

小集団活動を進める際に活用する手法。数値手法のQC 手法(Q7)と、言語手法の新QC手法(N7)が代表的な手法として普及している。

カ行は用語が多いので、次回もう一度取り上げます!

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