社会人の皆さんなら、一度は聞いたことがあるでしょう「PDCA」という言葉。

仕事を進める上で、とっても大切なサイクルですね。

 

最近は、「OODA LOOP」なんてフレームワークもあるようですが、

 

まだまだニッポンは「PDCA」!

 

分かりやすくて、簡単に覚えられて、デミング博士はすごい!
としか言いようがありません。

それはさておき、実は、PDCAならぬ「SDCA」という言葉も存在します。

PとSは何が違うのか?

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SDCAとは?

PDCAの「P」は、Planのことなので、これは「計画」とか「計画を立てる」ことを示しています。

それでは、SDCAの「S」とは何だろうか?

「S」はズバリ、「Standardize」のことです!!

「スタンダーダイズ??」

なんかややこしい言い方ですね。

しかしこれはとても大切なことで、「標準」を意味しています。

特に製造業の現場では、作業標準やマニュアルがあって、キチンとその通りに作業することで、品質を維持をしているのです。

だから、SDCAは、「標準」を守って作業し、その結果を確認して、何かあれば処置するというやり方になります。

でも、ついうっかり手順通りにやらなかった時に、ヒューマンエラーが起こってしまうんですね。

 

SDCAをしっかり回して、日常業務を実施していても、何らかの原因で、不良が出たり、ミスが起きたりします。

その時に使うのが、今度は「PDCA」です。

つまり、PDCAは、「改善」する時のサイクルとも言えます。

「標準」と「改善」

これらを日々繰り返して、より安全に、より良い製品を作っているのが、ニッポンの製造業です。

何はともあれ、まずは「SDCA」で仕事の質をしっかり維持すること、

何か起こったら、「PDCA」で改善すること、

こういった基本的なことが、仕事を進めるのにとても大切なんだということですね。

特に、新入社員の方は、なぜこの作業は、このやり方が標準になっているのかを、よく理解してから作業するようにしましょう!